就任にあたって
~はばたけイカル舞う空へ~
令和6年4月、教頭として本校に着任しました。着任してすぐの始業式で、本校の校歌を初めて耳にしました。従来の校歌のイメージとは違った軽やかなメロディーの中、少し字余りで早口で歌わねばならない部分、校歌の歌詞が記された校歌板には一度しか書かれていないのに繰り返して歌わねばならない部分等があり、初トライでは上手く歌えなかったものの、力の入りすぎない素朴な旋律が耳に残りました。
本校創立20周年を記念した様々な行事を開催した令和6年度、「法国リバイバル」を合言葉に「法国」の魅力の発信に力を入れて取り組んだ令和7年度の2年間を経て、本年4月第11代校長に着任いたしました。本校で3年目の勤務を迎えることができましたこと、大変嬉しく、また、ありがたく思っています。
創立22年目を迎える本校の魅力は、何といっても、本校に集う歴史文化科、普通科、総合英語科の生徒達が、自らの目標をもって、それぞれの高校生活を端正に、明るく爽やかに、そして、ひたむきに送っていることです。さらには、その生徒達に日々関わる教職員が、生徒の成長を心より願い、厳しくも温かい指導で一丸となって支えようとしていることです。また、世界遺産「法隆寺」の存する地元・斑鳩町や近隣中学校との深い関わりをもち、温かいご支援を受ける地元に愛される高校であることも本校の大きな特徴であり魅力です。
本年度から完全実施された私立高校の授業料無償化により、奈良県における公立高校もその志願者確保の点で大きな影響を受けております。
社会情勢による大きな荒波を受けてはおりますが、そのような時こそ、本校を志願し入学してもらった生徒の皆さんが、本校での高校生活に対して一層大きな満足感を感じてもらえるよう、教育内容のさらなる充実を目指して足下を見つめ直し、学校経営に真摯に取り組む所存です。
本校で充実した高校生活を送ってもらった皆さんには、その先のステージで一層の研鑽を積み、本校の教育方針である「民主的で平和な社会の形成者として、新しい文化の創造に努めるとともに、国際社会に貢献できる、人間性豊かな有為の人材」として、本校校歌の冒頭に登場する「イカル(斑鳩)」の如く、社会の大空へと羽ばたいてもらいたいと切に願います。
どうか今後とも、本校の活動に変わらぬご理解・ご支援を賜り、本校生を温かく見守っていただきますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
令和8年5月1日
奈良県立法隆寺国際高等学校 校長 栗 栖 一 宏